手癖足癖で葛西臨海公園

この週末にようやく梅雨が明けた。梅雨明け宣言がなかった何回かは抜きにして、歴代2番めの遅さらしい。それはそうだ、もう8月だもの。8月と言ったらあっという間にお盆が来て、すぐに秋が来る。なんて短い夏だろう。

まだまだどころかますますコロナ禍真っ只中の自粛ムードではあるけれども、あまり遠方にGoToせずに近場の低山を歩くくらいなら良いだろう、そう思って土曜日の夜目覚ましを掛けて寝たのだけど、まあ寝付けない。半年以上長らく引きこもっていたり(他にも原因はあるのだけれど)、週末行動する体になっていないのだ。朝4時に目覚ましを掛けて一瞬起きたものの、あまりの強烈な睡魔と気怠さにあっさり負け、寝直したら9時半を過ぎていた。

何十日ぶりに天気の良い日曜日、何をしようかと思うもののひとまず体を動かそうと積みっぱなしになっていたリングフィットアドベンチャーを立ち上げる。ようやくプランクのスキルを手に入れるところまで進めたものの、リングフィット式プランクは相当きつくて無事悲鳴。30分程度汗を流す。アニメを数話見て、簡単に昼飯を食べて、午後も時間があるからロードを出す。先日付け替えた赤いトレーナータイヤのついたホイールを外していつもの車輪へ。

どこへ行こうかと思ったんだけど、まずは基本に立ち返ろうと荒川を目指す。環八を北上して、笹目通りを北上して家から10kmちょっと走って笹目橋へ到着。

笹目橋の下には釣り竿を持った少年たちがいた。正しい夏だ。

土手に登ると夏の雲が見えた。なんだかものすごく久しぶりに夏というものを見たような気がした。久しぶりと言ったって、どんな時も1年ぶりであるはずなんだけども。あまりにひどい1年だったので、それでも季節が進むことに感慨に耽ったり、来たと思ったら夏が終わりそうだなと思ったり、人生で夏があるのはあと30回とかそんなもんだろうか、みたいなことを考えたり。

そんなことを考えていたら、上流へ向かうよりも荒サイをシャーっと走りたくなって右岸を下流へ向かう。梅雨明けで皆一斉に出てきたのか、岩淵水門にはたくさんの自転車。とそこまでは気分良く走っていたのだけれど、相変わらず荒川は道が広いのに人は多くて全般的にマナーは悪く、自転車止めゲートを通過するたびに「譲らな合い」に遭遇していらいらする。そして自分もその一員だということを思うと気分が落ち込む。ずっと荒川沿いに住んでいたのにここ数年はわざわざ江戸川を走っていたのはそのせいだ、ということを思い出して、江北橋で左岸に渡り亀有まで行ってから江戸川を下ろうと思い立つものの、時間と距離を見ると日が暮れてしまいそうだし暑くて喉もカラカラだし、ローソンでコーラを飲み干してあっさりと中止。

堀切橋でまた右岸へ。その後はつい先日まで暮らしていた勝手知ったる風景を下って葛西臨海公園へ。

せっかく山側に越したというのに、手癖と言うか足癖でいつものところにいる。
なにやってんのかなと自分でも思うけど、なぜか落ち着く。別にこっちが地元なわけでもないんだけどね。
あまりにも暑いのでトマトジュースを一気飲み、さらにコーヒー500mlをボトルに入れる。観覧車の前まで行けばセブンティーンアイスがあるので迷ったのだけれど、お腹の調子が悪いし時間も遅いのでサクッと出発。

あまり良いことばかりでも無いけれど、やっぱりこの景色はわりと貴重なものだ。都下の住宅地からはちょっと遠い。

天気も良い。今月中にはきちんと起きて山に行こう。暑いけど。

おう、そうだな。
ずっと永住したいとは思わないけど、そのうちまた一度はこっちに住みたいと思っているよ。

近所にふらふらのつもりだったのに、荒川を回ったらなんだかんだここまで55kmくらい走っていることに気づいた。同じルートで帰ると100km近くなるようだ。そんなあるか?不思議な気分だ。

今日は十分満足したので、永代通りから東京駅を通って246、表参道から井の頭通りと走って帰宅。だいたい80kmくらい。

すごい満月だったので写真撮った。隣にめっちゃ明るい惑星が2つ、木星と土星が光っていた。

久しぶりにビール買って、蒸し野菜とビール。ノーマル僕君は夏にうまい。大好きなビールすらずっと我慢していたことに気づいた。

平地をのんびり80km程度流しただけでまあまあバテた感があり、やっぱりイチから体力づくりしなおさなきゃなあ、みたいなことを思ったんだけど、どうも疲労蓄積して痛いのは腹筋と腕だけなのでバテた要因は自転車ではなくてリングフィットのプランクのようだ。

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