直江津集合!参加の皆さんの多くは宴会電車に乗って帰路につくところだけど、俺は程良いところまで自走で帰るよ。もったいないから。
もったいない、について昨日の宴会で照れ隠しに「越後湯沢から新幹線なら7,500円だけど、高崎まで走れば高崎線で1,900円ですよ」と言ったら、「走ったらそれくらい食うだろ!!」と突っ込まれた。もっともだ。
そう、自転車は燃料を食うのだ。特に俺は燃費がかなり悪いのだ、普段からだけど。
まあ本当のことを言えば、それは別にいいんですよ。
今は普段あまり乗れないから、遠出したなら1日でも多く乗りたいんだよ。自転車が好きなんだよ言わせんな恥ずかしい(誰も言わせてない)。
って思いながら6時発。
雨だし、少しでも距離を稼いで行くぞー。
と思ったらば。
宿を出てすぐ、目の前でドンガラガッシャーン。
先に書くとドライバーのお二方は怪我無く無傷でした。良かった良かった。。
が、実況見分で捕まりますたの1時間ディレイ。
まあ、何より怪我も無くて良かった。。
過去2回もここのセブンで補給した。ここで18号と292号が分離するのだ。
本当は大好きな292渋峠で帰るのを楽しみにしていたのだけれど、ずーっと雨、下界まで霧、そして肌寒い。無理をしてもあまり良いこともなかろう、ということで進路を一般的な主要幹線の18号にする。
※余談、この日は朝の事故から始まって行く先々で見知らぬ人に巻き込まれる(しかも自転車とは無関係な)謎トラブルが計4度ほど起こり、出会いの巡り合わせ的にはひどくツイてない日だった。そのせいもあるかも。
ここを通るのは久しぶり。6年前にノンストップ東京直江津を一人でやった時以来。
この後は、長野~軽井沢と回って高崎から電車で帰ることにしよう。
あまりストップしたくなかったので今回はスルー。次来たときは寄るよ。。。
と、通り過ぎたら雨が本降りになってきた。
信濃町を下って長野に降りる頃には土砂降りに。
昼ごはんを食べるタイミングを逃して、とうもろこしをスルーしたことをちょっと後悔する。温かくて胃に優しいものを食べたかったのでうどんがいい。
うどん屋無いかなー、丸亀とかでいいんだけど、と思ってたら長野に丸亀があったので入ろうとしたが、ちょうど昼時で並んでて入れない。ずぶ濡れだからね。
こうなってくると腹ペコでなぜか「意地でも丸亀」みたいな謎の思考回路になってくるわけですよ。
胃に優しい物、とか考えてたのに気付いてみたらかけ大、ライス大、かき揚げ+かしわ天とかいう炭水化物コンボ。俺は何やっているのか。
しかし、満腹で動けないーとか思ってたら何かがおかしい。
今回ここまでパンク無しだったんだけど、前輪から空気が抜けてました。
3日間雨中走行を続けてたら、タイヤは小石刺さりまくりーのヒビ割れまくりーのになっていた。パンクは本当に小さなガラスの穴だったので異物を全部取って(取れてると思っていた)チューブ交換してスタート。
後日わかった結論から言うと、タイヤのヒビの中に埋もれたガラス片が取りきれてなくて、この日はずっとスローパンクに悩まされたのだけど。
雨の中ずっと走っていたせいか、今まで感じたことのないエンジン(つーか足回り)の不調が出てきて苦戦する。
足首がだんだん痛くなってきて、小諸の登りに差し掛かることにはかなりだましだましである。君は、歳の涙を見る。っていうやつかもしれない。
それよりなにより、レーパンの股ずれがひどい。自転車趣味暦27年、頑丈な尻を持つ俺は股ずれなんてはじめてだったんだけど、男性的デリケートエリアがスレて大層痛く、途中でゴールデンゾーンをばんそうこう5枚で巻いてしまうという荒業で乗り切りました。初日のばんそうこうが役に立った。
バイパスで一気に通過しようかと思ってたんだけど、娘に「お土産買ってきてねー」と言われていたので、旧道通って大雨強風の軽井沢(滞在時間1分)でメルヘンなお菓子を買い、この為に持参したアタックザックに詰めました。上越土産感は無いが。。
軽井沢駅でお土産を買おうとしたら一斉にガラガラとおみやげ屋さんが締まって途方にくれていたら、「この雨だからもう誰も来ないと思ったよ」と言いながら1軒のおみやげ屋のおじさんがシャッターを開けてくれた。ありがたや。
ただでさえここを夜下るのは嫌だけど、濃霧でまったく先が見えないよ!!
メジャーな峠だし、怖い道は他にいくらでもあるんだけど…… いやもう、めっちゃくちゃに怖かった。大雨と濃霧、漆黒の闇。足元はウォータースライダー(※見えない)と濡れ落ち葉というアメイジング体験ができました。
KOEEEEEEEEEEEEE!!!
まじでガタガタ震えながら下る。
自販機があってようやくちょっとだけ安心。6kmの下りがこんなに長く感じるとは……
何が怖かったって、スローパンクでチューブ2本使っちゃって最後のチューブだったんですよ。パンクするなよー、するなよーと祈りながらそろそろ下る。
この大雨じゃパッチで修理はとてもできんし、高崎の終電も不安なので歩いて降りるのも勘弁願いたいところである。
横川の手前、バイパスの明かりが見えたときはホッとしたね、もう。
横川からはザザーっと走り抜けて終電1時間前の高崎駅に滑り込んだ。
電車が間に合ったので、ボーナスステージ120km(※自宅まで自走)はゲットしませんでした。
いやー、降られた降られた。この3日で雨一年分、東京ドームにすると一杯分くらいの雨に打たれたんでないの。
こうして、俺の今年の直江津が無事終わった。
3日で623km走りました。
亀戸駅で降りたら、やっぱりタイヤはパンクしていた。
空気を入れてそろそろと帰った。
たくさん自転車に乗れて楽しかったな。
来年も、安全第一で行こう。
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