日曜日。たまにはぶらりと普通のお出かけ(登るとか走るとかじゃなくて、電車に乗って行くような)に行きたいと思って、鉄道博物館に行くことにした。
大宮の博物館ができてから8年?入るのは初めてだ。俺は別に全然鉄ちゃんじゃないけど、ふつうの男子程度には乗り物好きなので、一度は行ってみたかったんだ。
昔の秋葉原の交通博物館を思い出しながら行ったらでかかった。
1日居ても飽きなさそう。
なんとなく、近所の駅で「鉄道博物館きっぷ」っていうののポスターを見た気がしたんだ。東京から大宮までの新幹線ひと駅と、入場引換券がセットになってるやつ。
移動のことだけ言えば新幹線に乗る意味はほとんどないけど、子どもは喜ぶだろう。しかも、在来線で行くのと同じくらいの値段なのだ。
それを買おう……と思ったら、夏の発売は9月30日までで終わってた。冬は12月~3月くらいに販売されているらしい。仕方ない、普通に行こう。
大宮からニューシャトルに乗ってひと駅。
ニューシャトル初めて乗った。歩いても良さそうだったけど。
入場はSUICAで。
※入場直後にいいかげんに撮った写真。急いでたのでブレている。
入場すると、右手にうわーって大きな敷地にたくさんの車両展示がある。
わー、SLだよーと盛り上がりながら、しかしいきなりおもむろにC57機関車のヨコをスルーして通過。なぜなら昼時過ぎでお腹が空きすぎていたのだ。先に何か食べよう。
レストランではなくて、駅弁を買って食べることにした。
駅弁屋さんで買って、外に置いてあるランチトレインの中で食べられる。素敵だ。
俺は古い汽車を懐かしむ、っていうほどの歳でもない1977年生まれなので、183/189系あずさが見てて一番落ち着く。スーパーあずさはあんまし好きじゃないです。
最近、新宿駅ではホリデー快速河口湖行きくらいでしか見かけないけど、まだ普通に走ってるよね?
松本行きあずさで駅弁ランチなう。
と写真をFacebookに投稿したらいいねがたくさんもらえた。
まあ、ここは大宮だし半分ウソですけどね。弁当が米沢牛バラ肉焼き弁当だし。
満足したら、改めてスタート地点に戻って散策開始。
弁慶号機関車。これは交通博物館のときから居たやつだよね。日本の機関車には見えない(※アメリカ製)。
息子は勝手に「ジェームズ」と名付けていた。2番と書いてあるから。
中に入れる客車もたくさんあります。
大正~昭和初期の車体は素敵ッスね。鋼製ボディーになった後も木製のシートはお洒落です。
昔の電車のほうがカッコイイね、と言ってる。そうだね。
機関車を下から見られるコーナーなども充実してます。
B寝台。息子はおおーこれが昔の寝台列車ってやつかー、こうやって寝れるんだねぇ、と言ってる。そうだなー、もう乗る機会無いかもなぁ。パパはこないだ乗ってきたばかりだぞ、あと半年くらいで無くなっちゃうけどさ。
クハ181。これが一番「特急」っていう感じがするね。
最近まで急行能登がこれで走ってたんじゃなかったっけ?直江津まで自転車で走って、帰りは能登で帰ってくるっていうのを一度やろうと思ってたけど、気付いたら無くなっちゃったよね。
展示説明なども充実してる。
200系新幹線の連結デモ。お客さんは沢山いるけど、ゆとりがあってとても見やすい。贅沢な博物館だね。
不思議なもんで、特別詳しいわけでもないのに鉄道の話してると子どもにあれこれ説明したくなってくるんですね。そういうお父さんを何人も見かけたし、ボランティアさんもいますね。
小1のとき、親に「日本特急旅行ゲーム」というボードゲームを買ってもらった。たしかクリスマスプレゼントだったと思う。
あれがものすごく好きで、ひみつシリーズの「電車・機関車のひみつ」と一緒にボロボロになるまで乗車券の説明を読んだ記憶がある。
そのせいで、やたらトレインマークを覚えてた。やっぱり一番身近だったあずさが好きだったけど、さくら・はやぶさはエース感があったなぁ。
ちなみに、鉄道だけじゃなくて全般的に「全国なんたらマップ」みたいなものは好きで、高速道路のサービスエリアに置いてあるSAガイドとか超記憶してた(当時は全国の高速のマップが海老名や談合坂で取り放題だったと思う)。
2階からの眺めが壮観で素晴らしい。
2階デッキ部分に来たら、ちょうど15時からの転回ショーの時間だった。ムーミンことEF55電気機関車が一周する。
ただそれだけで見世物としてはシブいんだけど、なんでしょうね、場内の沢山の人が集まってきてみんな純粋にワクワクしていて、なんだか幸せな空間ですね。
小さな子を連れた家族連れ、鉄分高めなお兄さん達、それだけじゃなくて若い女性やお年寄りも多く、客層が広い。
ジオラマショーを見る。
東日本の施設だから、E5系新幹線がヒーローなんだね。
なお俺は世間一般の標準的男性と同じように、新幹線は500系が圧倒的最強にスーパーカッコイイと思ってます。※狭いとか席数効率とかどうでもいい。
ラーニングゾーンの学習展示も充実してるなあ。
機関車の構造やら、車輪の形状の意味とか、ポイント切り替えの仕組みとか、ひとつひとつじっくり真面目に見てても面白くて時間を忘れるね。季節柄かすごく空いてるし。
そういえば、博物館自体来年拡張されて2017年に大型リニューアルだそうです。
オリジナル特急をデザインしようー。コーナー。
息子、これがかっこいいと選んだのがE4MAX的な車両。まじか。パパはそいつはスマートじゃないからあんまし好きじゃないぞ。しかも通勤電車の6ドアとか付けるんじゃない、きもいぞ。
展示室には古い看板やヘッドマークが沢山所蔵されている。
コスモ星丸である。泣ける。
パパさー、つくばの万博に行って富士通パビリオンで3時間も並んで3D動画観たんだよ、凄かったんだよ、IMAX3Dって言ってさー
「へー木場の映画館行けばいつでも観れるじゃん」
きっちり山手線シミュレータにも乗る。映像が懐かしい、交通博物館時代から同じだ。ちょうど新橋~神田の一番いい区間で順番が回ってきた。30年前の映像でも何も変わらずそこにあるニュー新橋ビルさんパネぇと思った。
D51のシミュレータはもう整理券終わってた。また来よう。
気がついたら、日が暮れるまで居た。とても楽しかった、満足だ。
おみやげを買って、上野のエキュートでお惣菜を買って帰った。
今更だけど、鉄道博物館、すごく充実した施設ですね。老若男女問わず楽しめると思う。全方面におすすめ。
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