チプカシ

突然ですが、安カシオが好きです。

電気屋やホームセンターでガラスケースに入っていたりなんてことはなく、レジの前のくるくる回るアレにブリスターパックでたくさんぶら下がっているアレです。
カシオのスタンダードと呼ばれるシリーズで無数のラインナップがありますが、公式ホームページにすら載っていないので全容はよくわかりません。
イメージとしては僕らが子供の頃からあったデジタル時計で、70年代生まれにとってはノスタルジーな品々なのですが、裏原ブームのころにはファッションアイテムとして認識が確立されており、現在に至るまで世界中で淡々と時を刻み続けているはずです。最近知ったのですが、イマドキはチープカシオ略してチプカシなんて呼ばれているようです。

PC128395
写真左から、

◆MQ-24
あまりカシオっぽくなはい、って言うよりも何者かっぽくすらないありきたりのふつーのアナログ腕時計。全く存在を主張しないザ・シンプル。
長きにわたりAmazonで腕時計ランキング1位をひた走るモンスターモデル。であるにもかかわらず公式ホームページに載ってすらいないので詳しいことはよく知らない。
自己主張しすぎないのでどんなファッションにも合うよ。ていうか、うっすくて軽くてこの上なくビニールそのもので、付けてても物理に存在を忘れる。
サイコーに安っぽい。というか安い。そして正確無比。そして防水。
そんな日本人の奥ゆかしさとニンジャを感じられる美しい国のクールな腕時計。
950円。



◆A-168WA
ここに載っている中で最高級のリッチエリート時計。80年代に憧れたレトロフューチャーなデジタルそのもの(というより実際80年代からこのままで売っている)。
表から見る限りは微妙な高級感を醸し出すメタルバンドモデルだが、さらにこいつは他の通常モデルとは一味違い、 ELで光る!夜でも豆球をのぞき込まなくても時間がわかる、やったぜ!
なおそのせいで右の2モデルの2倍の厚みがあります。
黒文字盤に「ELECTRO LUMINESENCE」(!) 「ILLUMINATOR」(!!) 「WATER RESIST」(!!!)とかなにをそこまでアピールする必要があるのかわからない文字列が華麗に実力を主張する。赤、青、黄の連邦カラー(しかも中途半端にくすんでる)が少年達の正義を表現する。そして、無意味に全部フォント違う!フォント厨が見たら閉口しそうな文字が絶妙にダサくて超クール。
息子(まじオシャレ)が欲しがったので喜んであげたんだけど、結局もう一個買ってお揃いにしました。
超豪華2000円。



◆F-91W
電子計算機と並ぶザ・カシオ。世界で一番売れている世界で一番有名なデジタル腕時計。日本を代表する工業製品のひとつと言っても良い名作であり、Wikipediaに項目があるくらいだが公式ホームページに載ってもいない。海外専用モデルで以前は逆輸入しか買えなかったが、ごくつい最近国内パッケージが販売開始された。※ネーミング的にはどうもこれも連邦軍ぽく、両脇からV.S.B.R.を発射しそうな感じではある91年発売開始。
世界中のセレブ、ゲリラ、テロリストから支持される絶対的信頼性。軽く、使いやすく、全く狂わず、濡れても平気。電池持ちはなんと7年。ソーラーも電波時計も何で必要なのかわからなくなる必要十分感、むしろ他に何がいると言うのか(※ステータス的なものは人間力でカバーします)。そんな涼しい顔して仕事ができるクールな奴。
お値段1000円。



◆A-158WA
そのF-91Wの兄弟モデルで、見た目のとおり同じモジュールを使ったメタルバンドモデル。ガキンチョorおじさんが喜ぶキラキラでペラッペラのベルト、見えるんだか見えないんだかわからない程度に見える豆粒みたいな緑色LED、うっかり押してしまって夜中にピーピー鳴り出すアラームなど20世紀少年に必要なものと夢が詰まっている。
さらにこれは通常の黒文字盤と違ってちょっと希少なゴールド文字盤モデルだ。クールにチープな金色のおかげでどんな服にも合う。データバンクもそうだけど実はカシオは金が至高だ。モビルスーツで言えば百式が一番好きだと言う人は金を買うべき。使い勝手が良くて使用回数は圧倒的にこれがNo.1。
公式ホームページに影も形も無クール。
なぜかプラより安いお値段980円。



コメント

  1. […] チプカシ(海抜マイナス2メートルより) […]
タイトルとURLをコピーしました