区間急行若葉台行き

朝出勤したら、あらつっしーさん、今日もギリギリ間に合ったわねえ、なんて笑われたので、ちょっとネタばらしをしようと思う。

社会人は5分前行動が基本であり、電車が遅れてもキチンと会社に着くように行動するのが当然なのであって、これを書くのもいかがなものかと思うのだけれど、電車で通勤する時に朝起きて天気が良いと、駅で時間に十分余裕があっても、あえて多摩丘陵の郊外にある職場に始業直前の時間に到着する、7時42分大島発区間急行若葉台行きに乗って行くことがよくある。

※もちろん、電車が遅れている時は一本前に乗っていけるように家を出てはいるのが前提ではあるけれど。

この電車は上りを上り切る神保町までは混むのだけれど、ラッシュ帯の最も混雑する時間よりはだいぶ早いので、最長でも神保町までには確実に座れる。調布以降各駅停車の相模原線直通運転なので、あとはそのまま一本、ずっと座って行くだけだ。

新宿始発ではないので、笹塚で地上に出るときには社内はガラガラで、冬の朝日が射し込む車内がキラキラ光ってとても美しい。ちなみに終点橋本まで行かない中途半端な電車なので、調布を過ぎても職場の最寄り駅までずっと車内はガラガラだ。

笹塚駅で反対ホームを見ると、新宿間際のエクストリーム満員押し込みが見える。もちろんそれを見てほくそ笑んだりはしないけど、上下逆だと楽だなあ、とは思う。

明るい日差しの中でうとうとしつつ、好きな音楽をヘッドホンで聴きながら過ごす笹塚~つつじヶ丘間の15分間は一日の中でもサイコーの至福の時間だ。この空間が大好きで、この電車に乗っている。

わざわざ地元から都心を挟んで反対側の都内に住んでいるのに、毎日1時間半(自転車だとさらに+20分)も掛けて地元の近くの郊外まで通っているのはどういうわけなんだ、とは思うけれど、自転車にも乗れるし、電車でもこういう楽しい時間はあるのだ。

もっとも、その先はまた地下に潜ってしまうということもあるけれど、到着が近づくにつれて「なんだこのプレッシャーは?」というシャアなのかシロッコなのか仕事なのかわからない感覚が襲ってくるため、十分にあのまどろみ感が味わえない。

その限られた時間が輝いているのだ。

僕らの自由を、僕らの青春を、大げさに言うのならば、きっとそういうことなんだろう。

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