ダイヤルパルス

先日近所のラーメン屋さんに行ったら、座った席の隣にピンク電話があった。

息子が、なぜかそれをしげしげと見てダイヤルを回し、「これなにー?」と言っている。

そうか、小学4年生の息子はピンク電話もダイヤルも知らないのだ。

6年生の娘が、「私は知ってるよ、電話掛けられるよ、これはねー」

と自信満々で説明しようとするが、息子は気にも止めずにジーコ、ジーコ、ジーコ。

「いいか、電話にはダイヤルパルスとプッシュトーンってのがあってだな、これ、ダイヤルを回すと数字の分パパパパパッって音が・・・」

とウンチクを垂れようとしたところで、

「うんパパそれはいいや。これ、電話できるの??」

と、ジーコ、ジーコ、ジーコとやっている。

迷惑だからそのへんでやめときなさい、と言ったけど、やめようともしないので、

10円玉を渡して、パパの携帯に電話しな、と言った。

2人は「いいの!?」と大袈裟にはしゃいでウホホホとか言いながらダイヤルを回し、「かかったかかったー!」と満面の笑みで喜んでいた。

そうだ、子供の頃、黒電話を回して電話を掛けたとき、ジジジ・・・の後に相手が電話に出る瞬間、やたらドキドキしたものだった。

レコードやバイクのエンジンもそうだけど、絶対的な便利の代償は風情。

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