紅白とサカナクション

紅白のサカナクションについて色々考えていたのでだらだらと書いてみる。当方、特に熱心なファンというわけではない。2枚目のナイトフィッシングと6枚目のサカナクションはなかなか好き。

正直、紅白の演奏は尺も短すぎて音質含め若干しょっぱい感じだったし、クラフトワークなネタが番組的にスベっていた感は否めないのも事実かもしれない。

一緒に観ていた、この手にあまり興味がない妻はなにがいいのかわからない、なんて言ってたりして、それはまあ仕方ないよなあ、なんて思った。 ただ、そもそもエンタメのジャンルとして好きじゃないとか、オルタナ系やエレクトロ嫌いとか、そういうのはともかくとして、彼らは(音楽ファンから見たら売れ筋メジャー志向ど真ん中かもしれないが)基本的には音響オタクで音を楽しませることが売りであって、ライブかせめてステレオにヘッドホン大音量で聴かせるバンドなので、テレビをまったりお茶の間で観るフィールドでは圧倒的に不利だよなあ、なんてことを考えながら見てた。

実際、サカナクションはライブで観るととても楽しいのだ。踊れるし、音が四方八方から飛んでくる(気がする)のが気持ちいい。強みを考えると魅力は活かせてないよね、と思った。

ここ10年で音楽業界は死んだとか、CDが売れないとか、AKBとジャニーズしかいないとか、10代はボカロしか聴かないとか色々言われてるけど、今やお茶の間とサブカルの数少ない接点でもあるNHKとしては、「ミュージシャン」「バンド」の今後への期待をサカナほか幾つかの売れるグループにかなりかけているのかな、なんて気がする。

過去、紅白歌合戦にジャンルはともかくとして所謂音好き方面の人に受けるバンドが出た例としては、記憶にある限りではたま(23年前。。)とかブームあたりがいると思うんだけど、90年のたまについてはイカ天ブームで「たま現象」なんてのが流行になったりして、一般にはイロモノ枠のコミックバンドだと思われている節があったし、島唄を歌っている時のブームなんかはある意味国民的バンドだったりするので、そう考えると(売れ線バンドだとは言え)年末のサカナクションは結構中の人的にはツッコんだ選出だったんじゃないかと思う。

書きながらぼんやり考えていたら、人の趣味趣向がインターネットに乗って多様化する反面、カルチャーがビジネスになりづらくなっている世の中で、こうやって大衆向け媒体がコツコツ仕掛けていくことも、やっぱり大事なことなのかもしれないな、なんてところに飛躍したところで、乗っていた電車が駅に着いた。今日は雨だから自転車じゃないのだ。

ちなみに書いてて思い出したのだけれど、俺は昔紅白歌合戦で感動して痺れて泣いたことがあって、それが、さよなら人類で木星に「ついたー!」と石川さんが叫んだ時だった。鳥肌立った。中2だった。
紅白歌合戦の楽しみ方としては正しくない気もするけれど。

▼紅白でサカナクションってバンドがパソコンいじってたけど(紅白 サカナクション 動画あり)

http://otowota.com/archives/2014/%E7%B4%85%E7%99%BD%E3%81%A7%E3%82%B5%E3%82%AB%E3%83%8A%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%8C%E3%83%91%E3%82%BD%E3%82%B3%E3%83%B3/

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