人前でしゃべること

それを言葉にして人前で言うのもカッコ良く無い気がするのであえて言うことも無いんだけど、
人前で、できれば大勢の前でなんかしゃべるのが好きで仕方が無い。

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子供の頃からずっとそうだし、社会人になってからもプレゼン(というかハッタリ)で生き抜いてきた感じがするので、
きっと本当にそうなんだろう。


思い出してみれば、最初にそれに気づいたのは幼少の頃父に連れて行かれた土建組合のバーベキュー大会ののど自慢でジュリーを歌ったときかもしれないし、もっと確実なのは小学5年生の時に目立ちたいという理由だけで児童会に立候補した時だ。
壇上に立ったら、全校生徒がずらっと並んでいて、そこでマイクで喋ろうとしたら全身が沸き上がる気がして超気持ちよかったことをよく覚えている。そういう例えは知らなかったけど、アドレナリンが吹き出すっていうやつだ。


とてもじゃないけど優等生とは言えようもない、どちらかと言うと学校の先生にかなり嫌がられるタイプのガキだったのにその気持ちよさに味をしめて児童会長になり、朝の朝礼台に登ると全校生徒750人がずらっと見渡せる光景が大好きで、そこで町内にまで響き渡るスピーカーを使ってくだらないギャグを言っては教頭先生に呼び出され、校長先生に校長室で怒られ、町内会から苦情が来て、でもやっぱり楽しかったのを思い出す。恥ずかしい奴だ。


緊張するとか上がるとかという感覚があまり良くわからなかったし、大人になった今もいまだによくわからない。


そんなんだったから、学生のころはよく怒られたり叩かれたりしたけれど、たぶん大人になってからは自分の最大の武器になったんじゃないかと思ったりもする。自分の姿を完全に受け取る側から見ることはできないから、本当のところはどうかわからない。例えば妻から見たら相当鬱陶しいんじゃないかなんてことも思うし、実際にこれを読んだらため息をつくだろう。


でもおかげで、(技術系なので本当は仕事ではそれ程喋る機会が多くなるはずでも無い気がするんだけど、にも関わらず)事あるごとに営業に呼ばれたり、プレゼンを頼まれたり、なんかの司会を頼まれたりすることが多くなった。人前でしゃべるのは好きだ。気持ちがいいから。
その理由は子供の頃はただ自己主張ができるからだった気がするけど、それなりに分別もついてからはどうすれば伝えられるかとか聞く人の気持ちとかそういう普段自分の枠の中に無いこともその瞬間瞬間で神経をフル活用して感じられる感覚も好きになった。どっちにしろ、気持ちがいいから。


オバマやジョブスやキング牧師の演説とは程遠いけれど、年に一度の全社員集会的なものの司会とやらを頼まれたのでマイク持ってきた。
以前自分がいたところと違ってあまり「お約束な大宴会」的な文化が無い組織のイベントだったので、正直お作法やお約束なボケや笑いのツボの勝手がイマイチ掴みづらかったんだけど、まあそこをアジャストしてこそプロである。俺別にプロの司会者じゃないけど。
とは言え、多くの人に声を掛けてもらえたり、慣れないイベントを主催した若者たちが喜んでいたので良かった。
あろうことか思いっきり風邪引いてしまってがらがら声でぐしぐしと滑舌悪くしていたら「君も緊張とかするんだ」と色んな人に言われたので、えへへ、滑ったら突っ込んでくれないと困ります、と人間風味を出しておいた。


でも本当は人前に出て緊張なんてしませんよ。興奮することはあるけれど。

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