今、真横でクルマがガードレールを吹っ飛ばした

靖国通りの須田町近くを走っていたら、交差点で反対車線から「ドゴーン」と音がした。

並走車の死角になっていてぶつかった瞬間は見えなかったが、ちょうど俺の真横で軽自動車がガードレールにタテから突っ込んでいるのが見えた。

通勤時間の都内、人々は薄情なもんで、こういうとき誰も立ち止まらず何も無かったかのように通り過ぎていく。
一瞬、気にしなきゃ良かったとも思ったけど、どう考えてもガードレールに刺さるような場所じゃないし、ちょうど大型トラックの陰になっていたので、カスられたのかな、と見えなくもなかった。でも、トラックはそのまんま岩本町方面へ去っていく。

お、これやられたんじゃねーの?という疑いがあったので周りを見渡したんだけど、他に誰も関わろうとする様子も無い。
仕方ねーな、と思ってトラックを追いかけて念のためナンバーを確認した後、事故車の方へ戻った。

とりあえず怪我するような事故じゃなかったので良かったけれど、ボンネットからガードレールにタテに突っ込んだお兄さんはボーッとしていて、心配して声を掛けたもののイマイチ要領を得ない。エンジンも掛けっぱなし。
「トラック並走してましたけどぶつかりましたか?」と聞いたら、わからないと言う。
逆に、何があったんですか?どっちから来てどうぶつかった?などと笑顔で聞かれてしまった。はい?どういうこと?頭打ったわけじゃないよね?俺は知らんよ。
ショックを受けて混乱中というわけでも無さそうだし。

「いやー、目が覚めましたね」「完全に寝ぼけたもんで」

はあ。居眠りか。
呆れてしまった。

確認したところ、トラックとぶつかって弾かれたような形跡は無かった。どうやら自爆のようだ。トラックの運ちゃん、疑ってごめん。
おまわりさんが来たので、気をつけてくださいね、と声を掛けて仕事へ向かった。完全に遅刻だ。

そのときは大変でしたね、お大事に、という気持ちだったのだけれど、少ししてからなんだか非常にモヤモヤしてきた。
吹っ飛ばしたのがガードレールで良かったじゃないか。お金は掛かるだろうけど保険も効くだろう。

しかし、普段ルールどおり自転車で走っていても、あんなのが後ろから来たら避けようも気をつけようもない。子どもと一緒に走っていることだってある。
たまたま人が居なかっただけで、これが信号数個手前の大きな交差点だったら、数人じゃ済まない程度の人を跳ね飛ばしていただろう。居眠り運転は気をつけましょう、とか普通の話だけど、なんか無性に腹立ってきた。

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