ピクサー展に行ってきた

日曜日、朝イチでMOTのピクサー展に行った。
先日、GW中日の4日夕方に行ったら人並びすぎで入れなかったので、出直し。
P5082976.JPG開催は5月29日まで。

3月からやってたんだけど、なんとなく食指が伸びず。
子どもと一緒に来るにはいいなーと思ってたんだけど、ピクサー大好きな人は良いとして俺そういうわけでもないし(すみません個人的な話で)、ピクサーってどっちかと言うとアーティスティックというよりは近代工業っぽいイメージがあるので、美術館で観るのってどうなんだろうなあって思ってて。

P5082980.JPGとはいえ、しかも、「ピクサー展」である。GW真っ只中に行ったら地獄絵図が容易に想定されるので、ファミマでチケット買っていった。

コンビニでチケット買えるのはとても便利なんだけど、反面、半券が寂しいのは残念だな、とは思う。
その点、科博のネット購入とかはちゃんと半券だけくれるので親切。

P5082988.JPG入口までは20分ほど待ちでたどり着いた。
開館前の9:55に着いたのですんなり入れたけど、やはり連休最後の日曜日、混んでることには変わりない。あと15分早く来たほうが正解だったな。

展示の性質上当然っちゃ当然で仕方ないけど、ピクサー展は館内全館撮影禁止。

あまりウンチクを語るような展示でもないので、以下さらっと感想。

◆展示内容に関する感想


    • 面白かった。結論から言うと行って良かった。
    • 展示内容は以下のような感じ。
      最初に代表作を例示して全体の雰囲気を見せた後、アニメーション制作の工程自体を表現するようになっていてよく考えられた展示内容だなあと感じた。
      • 簡単なピクサーの歴史
      • トイ・ストーリー展示
      • ゾートロープ
      • アニメーション制作の流れ(原案~ストーリーボード~キャラクター作成~映像処理)
      • ショートムービー上映
      • 代表作のストーリーボードの流れを映像化したオリジナルムービー
      • トイ・ストーリー以外の代表作展示

  • 商業向けの映像作品というテーマの性質上やむを得ないんだけど、予想どおりイラストアート作品は少なめ。でも、各作品の最初期案で描かれているラフスケッチはどれも味と才能に溢れててすげぇなと思った。
  • 制作の流れに関する展示がとってもわかりやすいよう工夫されていて面白いし子どもでも飽きない。シナリオ原案、キャラ原案、CGアニメーターそれぞれの技術が驚きとともに伝わってきて良かった。見せ方がうまい。上記のとおりアート成分はやや薄目なので、もうちょっと博物館寄りの技術的な展示にしても良かったと思う。
  • そりゃそうだろうピクサーなんだから、って言ってしまえばそれまでなんだけど、(展示の趣旨に反して)クリエイティブ集団っていうよりは超高度な工業製品のプラントだよなあっていう印象はある。登場する個々のスタッフのアーティストとしての手腕はそれぞれ天才的なんだと思うんだけれども、それ以上に西海岸のハイテク企業感が強い。
  • ていうか、なんか雰囲気がアップルっぽい(そりゃそうなんだけども)。

かつて学生時代にちょっとだけ3Dを齧っていた(挫折した)人間としては、華やかな作品に対して制作工程はとんでもなく地味だし土方感あるんだよなあと、ワイヤーフレームやらレンダリング風景なんかを見ながら思ったんだけど、純粋な技術の進歩に感心したし、そういった苦労を見せつつ美術的な展示として楽しめることにも感心した。

最近、仕事関係でたまたま日本のトップクラスの3Dアニメーション屋さんの講演を聴く機会があったのだけれど、それはなんとなく「日本のアニメプロダクション」感あるというか、昭和的な気合いと根性と属人力でなんとかするっぽい話だったので、ああやっぱりそうなんだ、なんて思ってた。
見せ方のせいもあれどピクサー展で伝わってくる非常にスマートかつスタイリッシュな作業風景や作品群がなおさらこの会社の異常な能力の高さを表現していた。ピクサーのファンなら間違いなく楽しめると思う。

◆特別展の状況についての感想


  • 上記のとおり内容そのものについては良かったんだけど、正直かなり見づらかった。まあ、一番の原因は混雑のせいなので仕方ないのだけれども。
  • 10時20分ごろ入って、外に出たのは13時30分ごろ。それほど絶対的に広い展覧会ではないんだけど、いかんせん混んでいて時間がかかった。ただ、待ちさえすればショートムービーも全部観られたので良かったけど。
  • こういうファミリー直撃な大衆的な展示があるといつも思うんだけど、美術館ってテーマパーク的な作りにはなっていないんだよね(当たり前だしそれでいいんだと思うけど)。工夫は見られるけど導線が狭く各部屋の入口付近で必ず突っかかる。混んでて押し合いへし合いでも仕方ないんだけど、入口付近で列に並ぶのか奥に行くべきなのかわからないのが嫌。係の人も戸惑いがちに「立ち止まらないでください、進んでください」って連呼するんだけど、展覧会でこれを言われるのはやっぱりかなり複雑な気分になる。
  • どれもこれもホント仕方ないっつーかそういうイベントなんだって話なんだけど、客層的にマナーがよろしくない観客がヒジョーに多い。
    • 「そりゃ子ども連れの家族がいっぱいいるんだから我慢しろよ」って思うでしょ?俺もそう思う。でも、面白いのは実は子連れの家族とかチビッコは大概みんなマナーが良いのよ。むしろ子どもたちは退屈しながらもおとなしく真剣に作品を見て感想を語っている子がほとんどで、偉いなーと思ったりピクサーの作品力すごいなーと思ったり、見ず知らずのチビッコのコメントに発見があったり。
    • 一番困ったのは、若い男女カップル、それも「付き合い始めたばかりの大学1年生」みたいな連中だよ……いや、楽しんでていいんだけどさ、そんな「無理矢理に喋る」って雰囲気で喋り続けんでも……。会話が止まったら死ぬんか?みたいなカポー多いぞ。付き合いはじめでお互いデート頑張っちゃってるんだろうなぁ、会話止まるの怖いんだろうな、って感じで微笑ましいっちゃ微笑ましいんだけど、無理矢理にウンチク語ったりうすーい個人の感想語ったり無理くり手前の話と絡めて大声で笑ったりするのやめろよ、もっと無言の瞬間を楽しめばいいんやで?
      みたいなかんじのひとたちがワラワラ居て気が散ってしょーがなかったです。まじでうるせぇ。
    • 俺は自分自身よくしゃべる人間だし、ミュージアムで会話するの否定しない派なんだけど、こういうのは微笑ましいを通り越してウザいです。集中できない。

まあ、自分も子ども連れてピクサーのアニメ展に行っておいて何文句言ってんだって話ではあるんですけど、やっぱ普段の美術館と客層と勝手が違うよねっていうことです。ゆっくり真剣に見たい人は平日の閉館前にどうぞ。

P5082986.JPG入口外にはマイクとサリーの撮影スポットがある。

うちの息子(中学生男子)は物心つく前から巨大ぬいぐるみや着ぐるみが苦手で、こやつらですら本気で怖がるのでスルー。モンスターズユニバーシティなら超ラッキー問題である。

というわけでピクサー展は面白かった。
ただ、正直なところ、俺はピクサー作品より最近のピクサーじゃないほうのディズニーアニメのほうが好きだなあ、っていうのも思った。つい先日ズートピアを見ていたく感動したばかりなせいもあるけど。

MOT、久しぶりに行ったなー、前に行ったのいつだっけ、と思ったら2年前だった。
インフォグラフィックの企画展、うさぎスマッシュ展だ。

うさぎスマッシュ展@MOT
ある展示の待ちで並んでいると、後ろのカポーの地獄のミサワみたいな男が、「いやー、今日は知り合いに会わないな、おかしいなー、俺、美術館に来ると大抵知り合いに会...

と思って開いてみたら、ここでも若いカポーに毒吐いてるよ、俺。単なるリア充ばくはつしろな非コミュ案件である。

以下ただの日記。

P5082992.JPG外に出たら昼を過ぎていたのでランチして帰る。
久しぶりついでに、久しぶりに太トマ食べたいと息子が言うので、錦糸町の太トマ本店へ。

子どもらがまだ小さくて毎週豊洲の音楽教室まで2人を連れて行ってたころは、毎月1度くらい豊洲店に入り、らあリゾ(絞めの雑炊)を頼んで分けて食べていた。

俺はトムヤムトマト麺、息子はノーマル太トマ。それぞれ替玉1。
久々に食べたらとても美味かった。ごちそうさま。

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