恐竜博2016

週末、恐竜博行ってきた。



dino2016.jp

用事の無い週末、科博は調度良い。
家から近いし、科博自体の雰囲気が好きだ。

年に2回程度は科博に行くけれど、昔も今も恐竜と宇宙は特別展の2大テーマである。それはかつて男の子の興味と連動していたと思うのだけれど、今の子どもたちにとってもそうなのだろうか。最近、それがちょっとわからない。

科学未来館でやってるGAME ONも気になっていたのだけれど、話に聞くと客層がゲームショー状態になっていて体験待ち列だけで終わってしまうという噂なので回避した。

真面目にゲームの歴史を淡々と観られる展示があればぜひ行きたいのだけれど。


もう半分散って葉桜だけれど、花見の最後の週末、上野はものすごい人出だった。

人がごった返すアメ横を掻き分け、もはや都内であまり見られなくなった花見の酒盛りスポットを通過して科博へ。

この混雑で博物館も行列だったらどうしよう、と思ったけれど、花見客と博物館の人出はまったく連動しておらず、すんなり入場できた。

最近科博のチケットはネットで事前購入できるようになったので、チケット売り場もすいすいで快適。スマホで買ってもチケットの半券を入場口で渡してくれるので、半券を記念に取っておくのが趣味の人も安心して良い。


音声ガイド:ナビゲーターは武井壮、というのに負けてガイドを借りた。

息子が間違ってジュニア版を渡されてしまい交換してもらったのだが、その後ガイドの機械に4桁打ち込むと選択メニューを出すコードを偶然発見して結局両方聴けることになった(聴いてないけど)。


今回のお題。

・恐竜出現前夜の爬虫類
・新発見された恐竜
・スピノサウルス
・赤ちゃん恐竜の化石

事前の情報だと、今回はわりと地味(失礼)な感じである。


小さい爬虫類から始まるのがお約束です。
ほぼ恐竜、のアシリサウルス。


ジュラ紀前半の植物にはまだ花がありませんでした。
「おおー」
というのが正しい反応である。

シダ、ソテツ、イチョウ。


今回のちょっと注目その1。

「獣脚類なのになんと草食!!」

という、学術的新発見だけど対子ども向けアピールとしては渋いチレサウルス。

確かに、俺が子どもの頃こんな恐竜知らなかったなあ。2014年にチリで発見。日本初登場とのこと。


今回のちょっと注目その2。

「木から木へ滑空する恐竜 イー!!」

ファンタジーRPGっぽい見た目である。2015年4月に中国で発見されたピッカピカの新種である。
ムササビとかモモンガっぽい原理で滑空する恐竜の存在が明らかになった、ということでこれは相当カッコいい話だなあと思う。が、地球の大先輩に向かって「まるでバットマン」という形容はどうなんだ。

それにしても、恐竜展って来るたびに毎度毎度「新種!!」「新発見!!」というのが目玉で、本当に科学のちからってすげーなあと思う。1億6千年前の生き物を、毎回新登場という言葉で知るのはとても不思議な気分だ。


メインブース着いた。お馴染みのティラノ。

なにはなくともこれが居ないと始まらないのである。
ティラノサウルス人気は昔も今も不動だ。

どうでもいいけど、今の子どもたちにとってもティラノサウルスは人気なのか、と疑問を持っていたら仮面ライダーOOOで「プテラ!トリケラ!ティラノ!」とやっててああ、今でも最強はティラノサウルスなのね、とホッとしたのを思い出した。
※でも、それから既に6年も経っている。そりゃ歳取るわけだ。

けど、毎度毎度驚かされるのは、ティラノサウルスの見た目姿形が見る度見る度変わっていること。俺が持っていた学研の図鑑のティラノと、今売られている図鑑のティラノは全然違う恐竜だ。初代のび太の恐竜で描かれていたティラノサウルスと新のび太の恐竜の頃図鑑に載っていたティラノサウルスが全然違うし、それから10年の間でも変化している。

前々回(5年くらい前?)の恐竜博の目玉は、「衝撃!ティラノサウルスは羽毛の生えた鳥のような見た目だった!!」というやつだったのだけれど、今回展示されていたティラノサウルスはまたちょっと元の姿に戻っていたのが面白かった。前回の新学説羽毛フサフサティラノはちょっと盛り過ぎた、っていうことなのだろうか。

まるでティラノサウルスがしょっちゅうイメチェンするような気になるんだけど、んなわけはない。世界の何処かで日々刻々と研究をアップデートしている人たちがいるのだ。


今回の目玉、ティラノサウルス……ではなくて、
つい最近の研究で全容が明らかになりつつある元、謎の恐竜「スピノサウルス」である。発見自体は100年以上前にされていたものの、サンプルが少ない上に第二次大戦で消失したということで長年マユツバ恐竜枠に位置していた裏ボス的存在である。

そのマユツバ度を活かして(失礼)、ジュラシックパークの3作目(観てない)では最強の座に躍り出たそうだけども、最近の研究でやっぱりあいつすげえぞということになり晴れて正式に「二大肉食恐竜」に大昇進をカマしている
(どうも、ギガントサウルスの下方修正が著しい気がする)。

ただ、その「すげえ」には誤解があって、どうもこやつは陸上でガオガオ戦うような恐竜じゃなさそうだぞ・・・?というのが今回の展示の趣旨だった。


おい、お前は下級戦士だったはずだ、最強の戦士は王子である俺だぞカカロット(ガルガル)みたいな構図になっている。
※想像です。


と言っても、スピノサウルスさんは肉食というより、魚中心の健康的な食生活を感じさせるルックスである。

それもそのはず、なんと水陸両用だったのだ!な、なんだってー!?
というのが2014年の新たな学説で主流になったとのこと。そのニュースまったく知らなかったよ、博物館は勉強になるなあ。
鼻先はクジラのような気孔のある構造になっているし、長い前脚には水かきが付いていたかも、とのこと。水中を泳いでお魚をゲットするイメージビデオが流れていたけれど、水中からコイツが現れるのはもはや特撮映画感半端ない。

※そういや先日そんな映画について記事書いた。

【ある意味ネタバレ】パシフィック・リム:100点満点中120点(地上波初放送記念)
先日の土曜日、パシフィック・リムが地上波で初放送されていた。素晴らしいことである。 フジテレビがパシフィック・リムの客層をわかりすぎて...



ちなみに、背中の帆はラジエーターのように温度調節する機能を持っていたかも、とのことである。ステゴサウルスと同様。


今回のちょっと注目その3。

「初来日の赤ちゃん恐竜コーナー!!」

……というとかわいいベビーっぽい言葉なのだが、恐竜の化石だと小型恐竜の大人なのか大型恐竜の子どもなのかパッと見ではよくわからないのでわりとシブいアピールだなあ、と思ったけれど、ショールームじゃなくて学術的な博物館なのだから趣旨を理解するべき。

新発見の赤ちゃん恐竜化石とか、幼体成体で形状が変化する鹿、カブトムシ、もしくは敵モビルスーツっぽいやつとか、成長による鳴き声変化の再現とか。

ざざっと見たようなつもりだったんだけど、気付いてみたら2時間近く経っていた。今回はわりと地味だなと思ったんだけど、その分導線にゆとりがあって観客もほどほど、おかげで見やすかったのは良かったかもしれない。6月までやってるので興味のある方はぜひ。

第1会場を出て、いつものようにお土産コーナーによってお土産に限定チョコボールを買い、記念メダルを買って会場を後にした。


改修が終わってきれいになったシロナガスクジラと桜。

科博の恐竜関連の特別展は毎度行ってるので、つい最近もあったような気がしてたのだけど、ブログ見たら前回は2年前だった。



blog.marplus.net

2014年の「大恐竜展」は ゴビ砂漠特集で、北米やアフリカのエース恐竜がいない若干マイナー恐竜揃いの展示だったんだけど、その分大型実物化石のオンパレードで大迫力なリアル感満点の展示だったんだよな。そういう趣旨だから「恐竜博20XX」じゃなくて「大恐竜展」だったのか。

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