銀杏


いまさら丸1年も前のアルバムの話で恐縮なんですが、2014年の振り返りってことでひとつ。
最近、「人間って面白いなあ」って思ったこと。

私の主な音楽調達経路って、いまだに「月に1回か2回、ツタヤで『5枚で1000円』でCDをレンタルしてくる」っていうアナログさ加減なんですよ。まあ理由は色々あるんですけど、ジャケとか枚数合わせとかでネットとはまた違う発見があるってところは、やっぱり物理メディアっていいな、なんて思いますね。

先日ツタヤでその時ちょうど4枚しか借りたいCDが無くて、なんとなく2014年コーナーにあった銀杏(ファンのひとすんません、別に特別好きじゃないです)を借りたんですよ。ほんと何も考えずに。
んで聴いてみたら、やられた。この人達こんなことになってたのか。めっちゃ油断してたわ。すごくいいアルバムじゃないか。

とても気になってググってみたら、ストライク世代のゼロ年代層にえらい酷評されてるんですね。「俺たちの青春は終わった」「こんなの私達の青春じゃない」だの「最低、ゴイステこそ青春」だとかもうすごいな、青春の大バーゲンだよ。青春が終わりまくるレビューが溢れてておじさん可笑しくなってきちゃったよ。その青春ってなんなんだよ。

私はリアル若者だったころから「青春モラトリアム学生パンク」みたいな文化圏が吐き気がするほど苦手で、「○ラニン」とか読もうものなら眩暈がしてぶっ倒れそうになるくらいでして、同様にこのバンドも峯田氏も「すぐチンコ出す痛いやつら」くらいの認識(失礼)で苦手だったんですね。
でもこのアルバムの頭2曲聴いたらそれだけで突然この人好きになったよ。人間って面白いな。

9年ぶりのアルバムだし、発売までにメンバーみんな辞めて一人になっちゃってるし、その間何があってここに辿り着いたのかよく知らないんですけど、思いを馳せられるストーリーがある作品っていいですね。
もう青春じゃないし、リビドーも無いし、童貞力も無いし、メンバーも誰もいなくなっちゃったけど、大好きな音楽だけが残った。それでいいじゃない、素敵じゃん、って思った。

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