ビテス君


俺のメインマシンのDAHON号。そろそろ10年で走行3万キロになる。
ほぼ完全な生活自転車なので、見た目のとおりほぼママチャリのような扱いになっている。こまめに手は入っているが、基本的に拾い物のパーツを付けて、壊れたら安いパーツを付け替える、の繰り返し。
ここのところあちこちやれてきたので、一新したらついにオリジナルのパーツが一つも無くなり、コンポは中華パーツの寄せ集めからオールシマノになった。それだけでちょっとリッチな気分だ。

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ほとんどの自転車乗り、自転車趣味の人にはおそらくまったく見向きもされない話だと思うんだけど、俺は結構、安パーツが好きだ。自転車に限った話ではなくて、ジャンクだとか、B級パーツが「おお、チャチいけどちゃんと仕事する」みたいな感覚とか、それらをどうにかして動くようにするのが楽しい。そもそも、毎日乗ってるこのフレーム自体、「雨ざらし放置、パーツ固着で不動のジャンク」だったのを譲り受けたもので、それにホームセンターの激安折りたたみ自転車のパーツをばらして組み合わせて作った自転車だったりする。当初アルミにサビが吹きまくってクレーターができていたフレームは1ヶ月かけて毎日バフがけしてなんとか見られるようにしたので、塗装もロゴも無い。

不安なグレードの中国製パーツの怪しさもそれはそれで楽しいのだが、やはりシマノのパーツを見ると、シマノってすげーな、って思う。
別に、11速のデュラは最高だねとか、カンパ派と争ってどうこうとかそういう話ではなく、わりとまじめな話、シマノで最高の製品は「ターニー」という最も低グレードのパーツ群なんじゃないかと本気で思っている。子供用自転車とか、軽快車の変速機とかに使われているプラスチッキーで趣味性ゼロなラインナップだ。これが、ブレーキも変速機も500円とか600円とかで売られていたりする。もちろん、完璧に仕事をして、しかも丈夫で壊れない。すごいことだ。

ホンダが今でもカブを最も大切な製品だと言っていたり、バランタインが一番安いウイスキーに「ファイネスト」って名付けていたりするのがかっこいいなあって思うんだけど、実際ベーシックなものこそメーカーの商売上大切なものなんだろうなあとか考えたりする。
※ちなみにスポーツ自転車のパーツは趣味の道具なので、丈夫さだけ言えば5万円のパーツより5百円のパーツの方が上、なんてことも普通にあるんだけども。

とは言え、せっかくパーツを交換するんだから、そのたびにちょっとずつだけ上のグレードのものにしていっている。それでも自転車屋に売っているようなレース用のパーツじゃなくって、主にヤフオクかヨドバシなんかで買ってる。ヨドバシは最高だ。取りおいてくれるし、安いし、早いし、ポイントも付く。

そんなこんなで愛車は低の上くらいの構成にはなっている。シマノで統一はされているが、コンポの種類、グレードは全部バラッバラだ。ブレーキがレバー左右、本体前後で全部違うパーツだったりとかするけど、このDAHON号に関してはまあ気にしない。止まるし。

現状を書いてみる。

・フレーム:2003年式DAHON VITESSE
・ハンドル周り:2004年式DAHONヘリオスの中折れポスト+ZOOMのアジャスタブルステム、バズーカのアルミハンドルを400mmにカット。
・ホイールは前がDAHONのPシリーズ純正ダブルウォール、後ろがママチャリホイール(ちなみに4本目)に13-28TのシマノHGの7Sボスフリー。
・クランクセット:ティアグラ(4400)
・ラピッドファイアレバー:アルタス
・リヤディレーラー:クラリス
・ブレーキレバー:アセラ
・ブレーキ:アリビオ
・シートポスト:ヤフオクで売ってる軽量互換アルミポスト
・サドル:ビアンキから取り外した中古のポンザ(サイクリーで500円)
・ペダル:三ヶ島FD-7
・タイヤは完成車取り外しのケンダの安タイヤを1本600円くらいで買ったのが付いてる。
全部合わせて18,000円くらいだろうか。

チェーンだけデュラエースだ。あ、あとグリスが(お約束)。
フロントディレーラーは木の枝である。十分だ。
※写真でリヤキャリアに刺さっているが、1本は九段下産、1本は上高地産であり上高地産のほうがなんとなく高性能である。

見てのとおり、ほとんど自転車好きの人の琴線に触れぬであろう自転車なんだけども、その気になればわりとなんでもできるし、出先で飲んじゃって畳んで帰るのもいいし、キャンプ道具フル搭載でフジロックに行ったこともあるし、これで1日350km走ったこともあるし、なんというかまあ、とても気に入っている。

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